発色剤とは、「亜硝酸ナトリウム」「硝酸カリウム」「硝酸ナトリウム」のことを指します。
その名前から、色付けのようなイメージがありますが、「着色」と「発色」は異なります。
発色剤を肉に添加することで、肉が持っている赤い色素を固定させる効果があります。
また、目に見えない効果として、お肉特有の肉臭さを取り、熟成による風味を作り出したり、
大変危険な食中毒菌であるボツリヌス菌の増殖を抑制させます。
食品添加物は、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです(保存料、甘味料、着色料、香料など)。
食べ物に使用できる食品添加物の量は、国際的な機関が無害と確かめた量(無毒性量)の通常100分の1を、
毎日食べ続けても安全な量(1日摂取許容量)とし、さらにこの量よりずっと少なくなるよう、
法律で使い方が決められています。
発色剤については、食品衛生法で食肉製品で用いられる亜硝酸根残存量は70ppm(1kgに対して0.07g)以下で、
人の健康を損なう恐れがない量の使用基準が定められています。
発色剤(亜硝酸Na)・リン酸塩(Na)も他の添加物同様、安全性が確認されています。
また、他の食品からも多く摂取している食経験の豊富な物質です。