大きな違いは、加熱するかどうかです。
生ハムは、「非加熱食肉製品」と呼ばれるもので、法律で定められた方法で塩せきしたお肉を低温でくん煙・乾燥熟成させてつくります。
(生で食する為、温度管理・食塩濃度・乾燥方法など製法がきめ細かく法律で定められており、その基準に従って製造しています。特に細菌の生育を抑えるために、「pH」及び「水分活性」などの水分量に関する条件の規定があり、この条件を満たして製造しておりますので、安心して召し上がれます。)
一般的にロースハムやボンレスハムなどのハム類は、「加熱食肉製品」と呼ばれるもので、法律に定められた方法で加熱してつくります。
(一般的に63℃30分相当の加熱を行いますが、特定加熱食肉製品のようにやや低温で加熱する商品もあります。特定加熱食肉製品には、原料の温度管理や加熱に関する条件は厳しい規定がありますが、生ハムのような塩せき時の食塩濃度などの規定はありません。)