JASとは日本農林規格の略称です。JAS規格に適合しているかどうかの検査を受けて、一定以上の品質であると認定された場合、その製品にJASマークをつけることができます。ハム、ソーセージ、ベーコンなどにJASの規格が定められています。なお、焼豚などJASが定められていない品目は、たとえ高品質であってもJASマークは付けられません。また、JASマークの検査を受けるのは任意なので、マークが無いからと言って必ずしも品質が劣るものではありません。
JAS規格には、品種によって特級、上級、標準等があり、使用できる原料肉の畜種の制限、製品の水分・たん白質・でん粉、などの量、色・味・香りなどの官能検査等によって決められます。
また、1993年に特別な生産方法についての基準を内容とする「特色JAS規格」 が制定されました。これは、特級以上(等級区分のあるもの)の製品で、さらに 原料肉を一定期間以上塩せきし、特有の風味を醸成した製品につけることができます。